研究課題/領域番号 |
17K17910
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
杉野 浩孝 広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 専門研究員 (70784255)
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研究協力者 |
谷本 幸太郎
廣瀬 尚人
加藤 功一
平田 伊佐雄
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヒト骨髄由来間葉系幹細胞 / 硝子軟骨 / 線維軟骨 / 成長因子 / コラーゲン / 3Dプリンター / 2層構造 / 軟骨再生 / 変形性顎関節症 / 未分化間葉系幹細胞 / 再生 |
研究成果の概要 |
ヒト骨髄由来間葉系幹細胞に、成長因子のTGF-β3とIGF-1にⅡ型コラーゲンを添加して細胞培養を行うと、幹細胞は硝子軟骨に分化する。またこれらの細胞に、TGF-β3に他の成長因子であるBMP-2を組み合わせると線維軟骨に分化する。そして、作製された硝子軟骨と線維軟骨を密着させて培養すると、硝子軟骨-線維軟骨複合体が作製できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が成されたことにより、難治性の変形性顎関節症を根本から治療する新たな手段のヒントが得られた。 また、秩序をもって構成されている2種類の複合組織の構築が成されたことにより、組織工学分野における次の大きな課題である、2種類以上の複合組織の構築方法の足掛かりとなった。これらの結果は、学術的にも高い意義を有するものと考えられ、歯科医学にとどまらず、広く再生医療分野の進歩への貢献を果たすと考えられる。
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