研究課題/領域番号 |
17K17922
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
精神神経科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
武智 研志 徳島大学, 病院, 特任助教 (90793240)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | てんかん / ビッグデータ / キンドリング / ドラッグリポジショニング / 行動薬理学試験 / 精神症状 / 自閉症 / 中枢薬理 |
研究成果の概要 |
本研究では、データーベース解析から見出された、ドラッグリポジショニングによる新規抗てんかん薬の候補薬剤を動物実験による基礎実験で評価を行った。その結果、てんかんモデル動物であるキンドリングモデルに対して、既存の抗てんかん薬と候補化合物を併用することで、抗てんかん作用が増強することが見出された。また、キンドリングモデル形成過程での候補化合物の慢性投与により、てんかん獲得の遅延が認められ、てんかん原生抑制効果が本化合物の作用として考えられた。以上より、医療ビッグデータから抗てんかん作用を示す化合物が見出され、てんかん原生に対して抑制作用を示し、難治性てんかんに効果を示す可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性てんかんは、てんかん患者の約20%存在しており、複数の抗てんかん薬を服用してもコントロールが困難であり、新規抗てんかん薬の開発が望まれている。しかし、「難治性てんかん」の病態メカニズムおよび確実な治療法は未だ明らかにされておらず、基礎研究および臨床研究を取り入れた科学的根拠に基づく薬物治療法を確立することが喫緊の課題である。本研究により医療ビッグデータを活用し、抗てんかん作用をもつ化合物を見出されたことは非常に社会的意義がある。また、本化合物がてんかん原生に対し効果を示し、難治性てんかんの治療に貢献しうる可能性は学術的意義があると考えられる。
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