研究課題
若手研究(B)
菌血症の診断は、血液培養による菌の分離と得られた単一コロニーを用いた菌種同定等によって行われている。しかし、患者内に存在する原因菌は必ずしも単一なクローンではなく、何らかの遺伝的多様性が存在し、治療や宿主免疫等によってさらに変化している可能性もある。菌血症例を対象として、集団遺伝学的視点とメタゲノム解析を組み合わせて、個別の患者内に存在する原因菌の遺伝的多様性とその変動を解析した結果、菌血症の発症・進展に係わる新たな知見が得られた。
菌血症を発症した血液中の病原細菌を集団として捉えて、集団遺伝学的な視点から、その遺伝的多様性を解析するという新しい発想に基づく研究であり、特定の分離菌株のみを対象とする従来の解析では得られなかった菌血症の発症・進展に係わる新たな知見が得られた。
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Open Forum Infectious Diseases
巻: 印刷中 号: 5
10.1093/ofid/ofz200
Microbial Genomics
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10.1099/mgen.0.000236
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