研究課題/領域番号 |
17K17959
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
腫瘍治療学
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
札場 博貴 大分大学, 医学部, 助教 (00772930)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 髄膜腫 / ウイルス療法 |
研究成果の概要 |
第三世代がん治療用HSV-1であるG47Δは、人為的な三重変異によって腫瘍細胞に選択的な高いウイルス複製能をもち、また全身性抗腫瘍免疫を強力に惹起する。このG47Δを基盤としたT-hTERTは、ウイルス複製に必要なICP6をhTERTプロモータで制御するため、宿主のリボヌクレオチドレダクターゼに依存せずに複製能を維持する仕組みが施されている。緩徐に増大する髄膜腫を治療対象にした実験モデルの中で、T-hTERTは、コントロールウイルスのT-01と比較し、10倍以上の複製能の上昇が得られ、それに伴う殺細胞効果の上昇が観察された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、切除不能な良性髄膜腫における、複製能を維持したがん治療用ウイルスの開発や、再発、難治性髄膜腫における新たな治療法の開発に繋がると考えられた。
|