研究課題/領域番号 |
17K17972
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
学習支援システム
教育工学
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研究機関 | 大阪芸術大学 |
研究代表者 |
木塚 あゆみ 大阪芸術大学, 芸術学部, 准教授 (60510584)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ユーザ・センタード・エンジニアリング / 学習効果測定 / 教育工学 / エンジニアリング教育 / デザイン教育 / 情報システム / ワークショップ |
研究成果の概要 |
目の前の困った状況に対し、課題を明確化し解決法を考えることは現代のエンジニアにとって必要な問題解決スキルである。本研究ではこれをユーザ・センタード・エンジニアリング(UCE)スキルと定義し、デザイン教育の要素である「視点を変えるスキル」および「モノからコトを見つけるスキル」を取り入れ、UCE教育プログラムを設計した。 UXデザインの手法を用い、学習者の体験を可視化する「学びのエクスペリエンスマップ」を開発した。教育内容と学習者視点の学びとの一致度をテキストマイニングによって定量的に評価した。実際に4年間の教育プログラムを実行しながら、学習者視点で、より効果的な教育プログラムとして改良できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではエンジニアを対象として、社会の課題を明確化し解決法を考えるための教育プログラムを開発した。これまでデザイン教育で行われていた観察力・発想力・表現力を鍛える教育を、デザインの基礎教育を受けていない学習者でも分かるよう再設計した。これを他分野の学習者に応用することで、様々な分野の専門家がスキルを身につけ、社会全体の課題解決力を高めることに貢献できる。 また、本研究ではエンジニアリングとデザインという異なる分野の知見を結びつけることで学習者の学びを可視化する方法を開発した。「学びのエクスペリエンスマップ」を用いることで様々な教育に潜む課題を明らかにし、現在の教育改善に貢献できる。
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