研究課題/領域番号 |
17K17978
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験病理学
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
杉本 幸太郎 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40791009)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 核内受容体 / 細胞接着 / シグナル伝達 / 細胞分化 / エンハンサー / 上皮分化 / レチノイン酸 / タイト結合 / ゲノム編集 |
研究成果の概要 |
CLDN6の対合に端を発するシグナルが、SFK/PI3K/AKTを介してレチノイン酸受容体(RAR)の未報告のセリン残基をリン酸化し、リガンドに対する感受性を高め、コリプレッサーの乖離を促すことで幹細胞の上皮分化を誘導していることを解明した。以上を年度末に査読付き英文論文として学術誌に投稿中である。また上記のセリン残基は脊椎動物のRARのみならず核内受容体スーパーファミリーの1/3程度に広く保存されていることから、上皮分化に加えて組織発生、がん、および臓器再生など、多細胞生物の様々な生命現象に関わる可能性が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の遺伝子発現を制御するシグナルの起点は細胞外のタンパク質や小分子がレセプターに結合することを起点とすると考えられてきた。ところが我々は細胞間接着に端を発するシグナルが、転写因子の1つである核内受容体のリン酸化を引き起こし、リガンドに対する感受性を高めることでその標的遺伝子の発現に影響することを突き止めた。この新規シグナル経路は種や細胞種を超えて様々な分子で広く保存されている可能性があり、これに着目した生命現象や病態解明が期待される。
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