研究課題/領域番号 |
17K18004
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
応用健康科学
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
近藤 章 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60767284)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 脊椎アライメントと腸腰筋 / 手術による腸腰筋の動き / 仙腸関節角度と脊椎アライメント / 手術による腰椎前弯形成 / 側方進入椎体間固定術 / 脊椎固定上位端前傾角 / PJK / 動的姿勢評価 / 手術手技詳細の検討 / 腸腰筋 / 脊椎アライメント / LIF |
研究成果の概要 |
近年、健康寿命の延長のため、姿勢を保持する体幹筋の重要性がより強調されている。本研究の目的は体幹筋として重要な腸腰筋の機能解剖を脊椎アライメントと関連させて明らかにすること、そして安全な脊柱変形矯正手術手技の確立である。研究結果として、脊柱変形がすすむと腸腰筋は通常よりも前方に移動し、脊柱変形矯正手術により脊柱アライメントが改善すると、腸腰筋は本来の位置である後方に移動することにより、その機能も改善し良好な姿勢の保持に働くことができるようになる可能性が明らかとなった。また、脊柱変形矯正手術時の効果的な手技や術前に留意するべき臨床像も明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康寿命延長のため、良い姿勢を長く保持することは重要である。筋肉はその作用方向で機能が決まる。本研究により姿勢を保持する体幹筋として重要な腸腰筋の位置は脊椎アライメントに応じて変化することが明らかとなった。日常の姿勢に注意することに加え、手術によって良好な脊椎アライメントを獲得することで腸腰筋機能を最大限に発揮することができ、これを一般に広く認知していただくことで、本研究の成果は健康寿命の延長に寄与する。また、安全な脊柱変形矯正手術の確立のために新たな知見を与えた。
|