研究課題/領域番号 |
17K18028
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
金指 美帆 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (10734527)
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研究期間 (年度) |
2018-02-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 骨格筋 / 毛細血管 / パルス磁気刺激 / 血管新生 / インスリン抵抗性 / 物理療法 / 筋萎縮 / 生活習慣病 / 微小血管障害 / 糖尿病 / 肥満 / 磁気刺激 / プラゾシン / 3次元毛細血管構造 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、骨格筋における毛細血管の新生形態の違いが、骨格筋の量や代謝機能に与える影響を明らかにすることである。毛細血管と筋細胞は相互依存の関係であることから、毛細血管新生において筋収縮の有無を介した酸素需要が必須であると仮説を立てた。筋収縮による酸素需要に応じた毛細血管新生と薬剤(プラゾシン)による酸素需要を介さない毛細血管新生が筋萎縮予防およびインスリン抵抗性に与える影響を比較した。結果、予測に反して、酸素需要の増大の有無に依存することなく筋毛細血管の増加は、骨格筋代謝の向上、インスリン抵抗性の改善を促し、毛細血管への介入により筋萎縮の軽減効果が得られることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、酸素需要の増減に依存することなく、筋毛細血管の増加により筋萎縮予防効果が得られることを見出した。この結果から、既存の毛細血管への治療方法が筋萎縮予防に応用できる可能性が示された。毛細血管と筋細胞は相互依存の関係であることを利用し、筋萎縮予防をターゲットとした毛細血管へのアプローチは、高齢者や肥満者など積極的な運動が困難な者への、新たな物理刺激・栄養介入の確立や創薬開発への応用が期待できる。
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