研究課題/領域番号 |
17K18030
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
社会福祉学
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
諏訪 亜季子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (00571895)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在宅重症心身障害児(者) / 多重介護ケアラー / ダブルケア世代への支援 / 複合化課題を抱える家族への支援 / 当事者(経験者)の語りを聴き取る / 複合的課題を抱える家族への支援 / 当事者(経験者)の語りを聞き取る / 移行期に達した障害のある子の家族を含めた支援 / 地域特性に応じたサポート体制 / 多重介護ケアラー支援 / 共生型在宅支援のあり方 / 在宅で暮らす重症心身障害児(者) / 多重介護家族支援 / ケアラー支援 / 重症心身障害児(者)と高齢家族の多重介護実態 / 複合的課題を持つ家族への支援 / 母親 / 多重介護 |
研究成果の概要 |
在宅で暮らす重症心身障害児(者)と高齢者家族等の多重介護経験者18名を対象に実態を調査した。その結果、多重介護は、<同居型><呼び寄せ型><近距離別居型><遠距離別居型>が存在し、子育てを助けてくれた恩があることと、行政等の支援者側の柔軟な対応と、短期入所等に預け慣れているという準備性があることが多重介護でのケア継続を可能にしていた。このことから、包括的な家族支援コーディネートの必要性とともに、いざというときに備えた児(者)側の準備性を整える必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症心身障害児(者)の母親でありながら高齢者家族等の多重介護を担う多重介護ケアラーは、我が子の子育ての経験を活かして高齢者家族のケアも担っていた。また、いざというときに備えた短期入所に預け慣れる児(者)側の準備性を整える必要性と、家族全体のニーズを包括的に支援コーディネートする支援体制の必要性が明らかになった。これは、ますますの増加が予測される複合課題を抱える家族を包括的に支援することの重要性を明らかにし、多様な在宅での生活を継続可能にさせる新たな支援在り方に関するモデル形成となった。今後、ますますのケース検証が深まり、新たな家族支援の構築が期待される。
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