研究課題/領域番号 |
17K18035
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
教育学
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研究機関 | 旭川大学 |
研究代表者 |
宮崎 剛司 旭川大学, 保健福祉学部, 助教 (60770063)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 看護教育 / Virtual Reality / VR教材 / ICT教育 / 学習効果 / 仮想現実 / 演習 / 脳波 / 学習課題 / 教育学 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究目的は、仮想現実を用いてヘッドマウントディスプレイを装着し臨地に近い看護体験を提案する新しい教育方法を開発して、この教材の安全性と学習効果を自律神経測定器と脳波測定器で分析することである。また、視聴後には、質問紙にて新しい教材の有用性を検証した。分析方法は、学習者をこれまでの視聴覚教材と本研究で開発した教材との2群に分けて比較した。 この結果、これまでの学習方法より、本研究による教材では容易に多重課題を繰り返し学習できることを可能としながら安全性と学習効果があると示唆された。この成果は、今後さらにこのような教材の発展や応用の教育効果を確かめるひとつの指標となるだろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は、看護教育において新しい効果的な教材の開発に繋がる。現在、看護師は、現代社会における多種多様な疾患への対応力を持った人材が求められている。本研究は、学生のときからより現実に近い体験を積むことができるVirtual Realityを用いた教材の開発を特色としており、リアリティ・ショックに負けない新人看護師を育成するという社会貢献性がある。この教材を通じて、学生はより現場に近い環境を体験し、状況判断能力、実践能力を身につけることによって、臨床との乖離を埋めることが期待される。この度、教材の効果と安全性を明らかにすることができ、今後はさらなる発展と応用ができる。
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