研究課題/領域番号 |
17K18042
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
臨床心理学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
森川 夏乃 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (70757252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 心身症 / 家族関係 / コミュニケーション / 起立性調節障害 / 夫婦間コミュニケーション / 親子関係 / 家族 / 対処行動 / 家族支援 / 心理教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,心身症の子どもを持つ親の心理や,症状に対する親の対応と子どものストレスとの関連,夫婦関係と子どもへの関わり方との関連について検討した。インタビュー調査及び質問紙調査を実施した結果,症状に対する親の受容的・肯定的な対応は子どものストレスを軽減することや,肯定的・受容的な対応を行うためには周囲のサポート資源の活用が有効であることが示された。ゆえに,心身症の子どもを持つ親に対して,子どもへの対応やサポート資源の活用に関する心理教育が必要とされる。同時に,子どもへの肯定的な関りを促すために,夫婦間のコミュニケーションの調整も必要であることが明らかにされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して,心身症の子どものストレスの増減と家族の対応との関連について実証的に示され,家族に対して必要な心理教育の内容について示すことができた。また,家族成員全体を視野に入れ,家族成員間の関係調整することの重要性についても示唆された。本研究の知見から,心身症の子どもとその家族に対して,医療的支援に加え心理社会的支援も含んだ包括的な支援体制を構築していく必要性が示された。
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