研究課題/領域番号 |
17K18044
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
放射線科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
高木 英誠 岩手医科大学, 医学部, 研究員 (40780565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 冠動脈疾患 / 冠動脈CT / 心臓CT / 超高精細CT / 高精細CT / 狭心症 / 放射線 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
超高精細CTを用いた冠動脈CTの臨床使用の基盤となる研究を行った.動態ファントムモデル実験により,(1) 心拍数が増加すると冠動脈狭窄を過大評価する,(2) X線管球の焦点サイズが冠動脈狭窄計測に影響する,ことが明らかになった 臨床研究では超高精細CTを用いた冠動脈CTと侵襲的冠動脈造影の両方を行った患者を対象として,診断精度と狭窄率計測の定量性を検証した.また従来CTと超高精細CTの比較を行った.超高精細CTはカテーテル血管造影による狭窄率と良好な相関と一致を示し,放射線被曝は最先端のCTよりは多いものの心拍数が低ければ許容範囲内の量であることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において心臓疾患は癌に次ぐ主要な死因の一つである.本研究では,冠動脈疾患を評価するために超高精細CTを用いた冠動脈CTを臨床使用する際の基盤となるデータを示した.具体的には(1)冠動脈狭窄評価に影響を与える因子,(2)狭窄率計測能,(3)放射線被曝,である. これらのデータは臨床で患者選択や検査選択を行う際の資料となり,不要な検査や放射線被曝の低減に寄与することが期待できる.
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