研究課題
若手研究(B)
本研究は,スウェーデンの幼児教育における,学習者側の理解や能動的な意味形成を重視し,それを引き出すには教師による介入が欠かせないと考えるアプローチの理論的枠組みを整理し、日本の幼児教育における展開可能性を検討することを目的とした。文献検討を通じて、Listening pedagogyの中心的概念であるドキュメンテーションにかんする理論的整理をおこない、日本の幼児教育における位置づけとの差異を明らかにした。また、日本の保育施設における実践研究を通じて、日本の文脈に依拠したアプローチの展開を検討した。
近年は、国際的な幼児教育において均質化や就学準備性を高める傾向が強まっている。このような状況のなかで、多様性や複雑性は捨象されやすい。プレイショップと呼ばれる実践研究サイトでの検証を通じて、子どもの権利や民主性を中心に据えた幼児教育アプローチの展開可能性を、日本の幼児教育の文脈に位置付けながら、理論的のみならず実践的に検証した点に本研究の意義がある。
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チャイルド・サイエンス
巻: 22
日本哲学プラクティス学会編 思考と対話
巻: 2 ページ: 1-12
思考と対話
巻: vol.1
健康福祉研究
巻: 14 ページ: 1-8
40021358200