研究課題/領域番号 |
17K18063
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
大久保 雄 埼玉医科大学, 保健医療学部, 講師 (40515558)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 股関節深部筋 / ワイヤ筋電図 / 運動療法 / 体幹・股関節エクササイズ / 筋の特異性 / モーターコントロール / 筋電図 / 小殿筋 / ワイヤ電極 |
研究成果の概要 |
本研究では,小殿筋および梨状筋にワイヤ電極を刺入し,様々な股関節基本運動やBridge exercise時の股関節深部筋筋活動様式を明らかにすることを目的とした.その結果,「股関節伸展/内旋位での股関節外転運動の後期」や「side bridge足支持+下肢挙上」は小殿筋を含む股関節外転筋群の大きい共同収縮を生むエクササイズである一方,「股関節屈曲/内旋位での股関節外転運動の初期」は「hand-knee股伸展(膝屈曲位)」は,小殿筋や中殿筋の選択的収縮を促通できるエクササイズであることが示された.また,梨状筋は股関節伸展/外転/外旋の複合運動エクササイズで活動が大きいことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本結果より,小殿筋および梨状筋の活動を高める運動方法が明らかになり,トレーニングや患者の運動療法に応用できると考える.特に,大腿筋膜張筋との筋活動比(TFL比)が高かった「挙上初期における股関節内旋位での股関節外転運動」や「hand-knee股伸展(膝屈曲位)」は,腸脛靭帯炎や変形性股関節症などで大腿筋膜張筋が過活動している患者の運動療法に有用と考えられ,今後の臨床応用が期待できる.また,梨状筋の活動が高かった股関節伸展/外転/外旋の複合運動は,梨状筋症候群など梨状筋を促通する必要がある患者の運動療法に活用できると考える.
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