研究課題/領域番号 |
17K18073
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 川村学園女子大学 |
研究代表者 |
松本 祐介 川村学園女子大学, 教育学部, 准教授 (30738000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 捕球動作 / ICT / 自己分析評価 / 小学校低学年 / 映像分析評価 / 自己分析 / 観察評価 / ICTの活用 / 即時的フィードバック / 観察的評価 / 体育科教育学 / ICT活用 / フィードバックシステム / 動作分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、小学校低学年での捕球動作の改善・捕球技能の向上を目的とした学習指導において、ICTを活用した観察的評価基準の効果的な活用方法と有効性を検討することを目的とした。 研究成果は次の通りである。1.iPadを用いた児童自身で自己分析評価できる捕球動作の観察的評価基準を基にしたフィードバックシステムの作成した 2.フィードバックシステムを検証した結果、児童の評価一致率は低く、課題が明らかとなった 3.フィードバックシステムを用いた授業実践を行った結果、ICTを活用した捕球動作の自己分析評価の有効性が明らかとなったが、学校現場におけるフィードバックシステムの活用方法については課題が残された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
授業単元において、ICT機器を用いて児童自身で動画撮影・動作評価・分析を行うと、統制感の高まり(「やればできる」の自覚)や成果(技能向上)を強く実感する効果が期待されることが明らかとなった。しかし、フィードバック&分析評価システムには課題が残った。条件を満たすアプリはなく、デフォルト機能のカメラ(スロー動画撮影)が最も使いやすく児童も使い勝手が良かった。他方で、観察的評価基準を児童に理解させるのに時間を要することが明らかとなった。学校現場で小学校低学年の児童へ活用するためには、動画を使った動作説明など、理解を高めるための方策が必要であることが示唆された。
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