研究課題/領域番号 |
17K18087
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
特別支援教育
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
岩崎 也生子 杏林大学, 保健学部, 講師 (00515827)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 後天性脳損傷 / 高次脳機能障害 / 小児期 / 行動評価 / ADL / 小児期高次脳機能障害 / 日常生活の困難さ / 支援 |
研究成果の概要 |
小児の後天性脳損傷の後遺症である高次脳機能障害は、患者の日常生活(ADL)と学校生活の活動に大きな影響を与える可能性がある。患者の日常生活や学校生活の状態を正確かつ簡単に観察評価することは、より良い治療と教育を提供する上で非常に役立つ。 本研究では、ADLと学校生活でのパフォーマンスから臨床的特徴を捉えた観察評価可能な行動評価リストを作成した。 また、支援体制が十分でない本領域において、保護者や支援者が感じる負担感を明らかにし、適切な支援体制を構築できるよう質的な調査を実施した.結果,関係機関を横断し連携できる仕組みを構築すると共に、家族や支援者を支える環境づくりの必要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究にて作成した小児期の高次脳機能障害の行動評価リストは,保護者や支援者を対象に調査した日常生活上で頻回に観察される項目を含んでおり,小児期の高次脳機能障害の日常状態を簡単に評価するために使用できる.他の医学的および神経心理学的検査とともに,小児期の高次脳機能障害を有する子供たちに家庭や学校場面で使用していただくことでより良い治療法を提供することができる. また,保護者や支援者へのインタビューにて,家族や支援者が必要と感じる支援を列挙することができた.今回得られた回答を共有することができれば,小児期の高次脳機能障害の認知が高まり,当事者や家族がより良い支援を受けられるようになると思われる.
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