研究課題/領域番号 |
17K18099
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
教育心理学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
野嵜 茉莉 弘前大学, 教育学部, 講師 (90710278)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 双生児 / 思春期 / 質問紙 / きょうだい関係 / 仲間関係 / 抑うつ / 社会性 / 友人関係 / 親子関係 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、思春期の双生児を対象に、社会関係が学校適応に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。質問紙調査を実施し、社会関係(きょうだい・仲間)と社会的適応(抑うつ)との関連について検討を行った。その結果、きょうだい関係・仲間関係が抑うつに及ぼす影響には卵性による違いが見られないこと、仲間関係はきょうだい関係よりも抑うつ傾向に及ぼす影響が大きいことが示された。一般的に、児童期後半になると仲間について家族よりも精神的な支えになる他者としてとらえるようになるとされているが、同様の傾向が双生児でも確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期は精神疾患が多く発症する時期であり、心理学的に見ると非常に不安定で危機的な時期である。しかしながら、思春期の子どもを対象とした心理学的研究は、乳幼児・成人の研究に比してこれまで非常に少なかった。加えて、双生児の心理発達の特色を明らかにしようとする研究は国際的に見ても数少ない。本研究は、思春期の双生児が適応的な生活を送る上での仲間関係の重要性を定量的に明らかにした。思春期の子ども、双生児の子ども本人及びその周囲の人にとって重要な知見を提供したと言える。
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