研究課題/領域番号 |
17K18106
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英語学
言語学
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
猪熊 作巳 実践女子大学, 文学部, 准教授 (90711341)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 名詞句構造 / 一致現象 / AAVE / 共格 / 生成文法理論 / 名詞句 / 統語構造 / 意味解釈 / be動詞 / 生成文法 / 指示性 / 固有名詞 / 統語理論 / 言語学 |
研究成果の概要 |
極小主義アプローチに基づいて通言語資料を対象とし、名詞類―代名詞、固有名詞、語彙名詞―が示す特徴を解明するべく研究を進めた。①この三種の名詞要素が互いにどのような共通点と相違点を持つのか、そして②これらの名詞要素が文構造内で示す特徴―特にこれらが主語として用いられる際に述部とどのような一致を見せるのか―について検討した。 ①については、統語構造としてはどの名詞句も同じ構造を持つものの、音声形で相違が現れることを主張し、②については数量名詞句の特性、AAVE(いわゆる黒人英語)の名詞句が示す一致パターン、そして動詞述部と名詞述部の間に見られる一致パターンの相違についての観察と考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は以下の通りである。主語‐述語の一致現象に対する分析を通じて(i)名詞句内部構造と節構造の接続様式という理論的問題に対する一つの知見を提供し、(ii)項名詞句と述部名詞句の相違の一側面を指摘した。また、国際言語としての英語への関心が高まるなか、非標準英語(AAVE)が示す規則性と標準英語が持つ特異性を示すことで、英語の多様性への理解を促進するという点で社会的意義を持つ。
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