研究課題/領域番号 |
17K18118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
経済学説・経済思想
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研究機関 | 帝京大学 (2021-2022) 津田塾大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
工藤 芽衣 帝京大学, 経済学部, 講師 (70433878)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 新自由主義 / ロベール・マルジョラン / ヨーロッパ統合史 / 通貨協力 / 通貨政策 / フラン / EEC / ヨーロッパ統合 / 経済政策 / 近代化 / フランス / 経済通貨同盟 / フラン切り下げ / 欧州統合 / 1950年代 / 切下げ / 仏新自由主義 / マルジョラン / 欧州統合(EEC) / 大西洋主義 / ヨーロッパ通貨協力 / 欧州統合史 / 通貨統合 / 政治経済学 |
研究成果の概要 |
本研究では、フランス出身の欧州官僚ロベール・マルジョランの活動を通じて、1957年に設立された欧州経済共同体(EEC)の中にみられる、新自由主義的な側面を一時史料分析を通じて実証していくことを目的とした。そのために、①戦後のフランス経済の現状を、マルジョランがどのように捉え、働きかけようとしたのか、②EECを通じたどのような変化を期待し、また加盟実現に向けてマルジョランがどのように行動したのか、③EEC設立後、マルジョランによるEEC内の新しい制度提案が実現されるには、どのような現実的な問題があったのか、を中心に分析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスにおける新自由主義に関する研究は、経済史の分野では関連の研究があるものの、少数の研究者によるものであるため、議論が十分に進んでいるとは言い難い中で、本研究はマルジョランに着目することで、当時の政治社会的な環境の中で、市場経済路線を受け入れさせるために、どのような場でマルジョランが受け入れられ、理想と現実の間で妥協を行ったかを明らかにしたという意味で意義がある。また、本研究におけるテーマは、フランス的な色彩を帯びた新自由主義が、市場原理主義とは異なるものであると改めて強調した点で、新自由主義に対する踏み込んだ理解を促進することができたと考えられる。
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