研究課題/領域番号 |
17K18127
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
泌尿器科学
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
富田 晃一 東京医科大学, 医学部, 助教 (10647267)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 生体腎移植 / 腎動脈 / グラフト / 再建 / シミュレーション / 副動脈 / 移植・再生医療 / 腎移植 / 3D |
研究成果の概要 |
生体腎移植において、移植腎(グラフト)の腎動脈が複数ある場合、各副動脈の再建の要否が問題となる。再建の要否を判断するには、主動脈・副動脈の動脈径や走行さらに各動脈の灌流領域の大きさが重要な指標となるが、これらの指標を術前に客観的に評価する方法はこれまで存在しなかった。本研究で申請者らは、3D画像解析システムによるシミュレーションを用いて複数腎動脈を有するグラフトの各動脈灌流領域を術前に計算する方法を新規に開発した。複数腎動脈を有する症例について術前に3Dシミュレーションを行い、副動脈の灌流領域や術後経過の比較を行う事ができた。本法によって、生体腎移植の安全性や効率性が向上する事が期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数腎動脈を有する移植腎の評価において、客観性を持った術前評価方法は未だに報告がない。我々の3D画像解析システムを用いた新たな術前シミュレーションは、複数腎動脈の走行・分岐・灌流領域の大きさを術前に詳細に把握でき、再建の要否や再建方法を決定することによってこれまでよりも安全な生体腎移植手術が可能になる。
|