研究課題/領域番号 |
17K18130
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
実験病理学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小松 鉄平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60723856)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 動物モデル / 再生医療 / 細胞治療 / 脳血管造影 / マーモセット / ラット / MRI / 脳梗塞モデル / 霊長類 / 低侵襲 / デジタルサブトラクション血管撮影装置 / 高磁場MRI / デジタルサブトラクション血管造影装置 / 脳神経疾患 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
脳梗塞後遺症に対する再生医療実現に有用である、デジタルサブトラクション血管造影装置を用いた経皮的尾動脈穿刺によるラット脳梗塞モデル作製に成功した。低侵襲かつ短時間に中大脳動脈領域脳梗塞を繰り返し再現できる。尾動脈にカテーテルを留置し脳血管造影を繰り返し行えるため、閉塞血管や再開通、血管再生の評価や経動脈的治療介入が可能である。本技術を応用しコモンマーモセットの脳血管造影に成功した。また再生治療に応用可能な細胞含有放射線視認性ハイドロゲルマイクロファイバーの作成に成功した。体内投与後の長期的な細胞保持を可能にし、サイトカインによる長期のパラクライン効果が期待出来る。本技術の特許を取得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳は一度損傷を受けると再生しないため脳卒中は治らない病気であり、寝たきり原因の第一位である。脳梗塞後遺症に対する再生医療が期待され、経動脈的細胞投与を検証可能な動物モデルの開発が急務であり、本研究において確立した。また経動脈的に投与可能かつX線を撮像するのみでモニタリング可能、そして長期生存できるファイバー形状の細胞を開発した。本技術は既存治療では克服出来ない脳梗塞や慢性腎障害、大動脈血管障害、心筋梗塞、肝不全などの多くの疾患の再生治療を行うことが可能であり、超高齢社会のニーズに応えることが出来る。
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