研究課題/領域番号 |
17K18132
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
実験病理学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
劉 美憬 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (10770985)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 細胞移植 / 細胞シート / 血管新生 / 神経再生 / 間葉系幹細胞 / 他家移植 / ペリサイト / 再生医療 |
研究成果の概要 |
我々は中枢神経疾患における新たな細胞移植法として脳梗塞動物モデルにおける他家間葉系幹細胞シート移植の有効性を報告した。血管新生能と神経再生能を持つ幹細胞シートが脳梗塞動物モデルにおける運動障害の改善をもたらすことを証明し、非侵襲的に幹細胞シートを患部脳表へ移植することが可能となった。細胞シート移植は真の意味での細胞置換療法となる可能性を秘めており、重度後遺症を来した脳梗塞患者への臨床応用へ向けた第一歩となることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一度脳梗塞で細胞死した神経細胞の回復は困難とされ、重度の後遺症を残すことがある。これまで多くの治療薬が開発されてきたが、失われた神経機能を回復させる点ではその効果は未だ十分ではなかった。新たな治療法の開発が必要とされるようになり、中でも幹細胞を用いた再生医療研究は大きな注目を集めている。本研究では、脳梗塞モデルに対する他家脂肪由来間葉系幹細胞シート移植の有効性を報告した。これにより、中枢神経疾患における新たな細胞移植法として、細胞シート移植が中枢神経再生における次世代の治療ツールになり得る可能性を示すことができた。
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