研究課題/領域番号 |
17K18138
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
スポーツ科学
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研究機関 | 東京女子体育大学 |
研究代表者 |
佐藤 晋也 東京女子体育大学, 体育学部, 准教授 (90435214)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 映像観察 / 映像呈示 / 運動学習 / コツ / 器械運動 / 運動発生 / 身体知 |
研究成果の概要 |
本研究では、体育・スポーツの指導を展開していく際に、映像情報を効果的に学習者に呈示していくための方法を示すことを目的とした。 器械運動の授業を題材として実施された一連の検証からは、1)適切な映像情報の選択、2)映像情報呈示のタイミング、3)学習者に与えておく映像観察の視点、などの観点から「映像化された自分の動きを見る」ことの意味を明確にしておくことの必要性がある。そして、そこで特に求められるのは、映像観察によって得られる情報だけでなく、学習者による動感差の比較、つまり「動きの違いを感じ分ける」ことが最重要であり、その「感じ分け」を促す呈示方法の重要性を示唆することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって、昨今開かれつつあるICT教育の発展に際して、映像情報を運動指導に役立たせる効果的な活用方法が示された。それにより、教育現場でしばしば聞かれる「機器は揃っているが具体的にどう使えばよいかわからない」という問題に応えることができるものと考えられる。 また、将来指導者となるものが他者の動きを観察する際には、観察された内容を単純な図形的変化としてではなく、自らの感覚を通して共感するという観察態度が極めて重要となる。その観察態度の養成という意味においても本研究で明らかにされた観察学習方法は極めて大きな示唆となりうるであろう。
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