研究課題/領域番号 |
17K18140
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
熱工学
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
小林 佳弘 東京電機大学, 工学部, 准教授 (00550576)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | PM / Soot / Aggregation / Flame / 凝集 / 凝縮水 / 燃焼排出物 / PM / 凝集促進 / 大気汚染防止・浄化 |
研究成果の概要 |
拡散火炎から排出されるPM(粒子状物質)に水蒸気を添加し凝縮させることでPMの凝集を試みた.水蒸気は燃料プール縁から高さ30mmの位置(火炎直上)または80mmの位置(火炎から十分離れた位置)で供給し,混合ダクト内で冷却させ凝縮水を発生させ,LPIによって粒径分布の測定を行った.その結果,水蒸気を添加することによって250nm~2300nmの粒径レンジのPMは減少し,2300nmよりも大粒径PMは増加した.水蒸気を添加することで小粒径粒子が減少し大粒径粒子が増加することから凝集効果は確認できた.しかしながら,供給位置による明確な凝集効果の違いは確認できなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は水蒸気凝縮を利用することでPMの凝集を促進させられる可能性を示したが,これによりPM後処理装置の縮小化につながること,さらには現在問題視されている極微小PMを除去する手段になりえる可能性が考えられる.また,PMの凝集過程は不明な点が多くあるが,研究の実施によってある程度凝集についての知見を得ることができた.
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