研究課題/領域番号 |
17K18150
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
地域研究
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研究機関 | 早稲田大学 (2021-2022) 東洋大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
箕曲 在弘 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70648659)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ラオス / コーヒー / 農業協同組合 / フェアトレード / 経済格差 / 開発協力 / 協同組合 / 生計戦略 / 貧富の差 / 家計戦略 / 負債 / 生業変容 |
研究成果の概要 |
本研究では、ラオス人民民主共和国におけるコーヒー農家の経済格差がいかなる要因で再生産されたり是正されたりするのか、そしてこうした経済格差の再生産と是正において、フェアトレードや有機栽培認証を獲得した政府主導の農協がいかなる効果を発揮するのかを、フィールドにおける一次資料の収集を通して明らかにしていくことを目指した。 しかし、平成30年(2018年)3月に3週間程度の現地滞在において今後の本格的な調査のための準備を行った後、新型コロナウイルスの感染拡大により予定していた調査を3年間、延期することとなった。この間に現地の受け入れ側の状況も変化し、当初の予定通りに調査ができなくなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、発展途上国の開発協力への貢献を目指した。今日、世界的な資本主義の拡大は、世界各地で経済格差を生み出し、一部の脆弱な環境に生きる人々の生活に不安をもたらしている。この中で、フェアトレード認証制度など、換金作物栽培者に対する格差是正に向けた取り組みが普及してきた。しかし、こうした第三者認証制度の効果について、実証的なデータに基づいた議論はいまだに十分に行われていない。精緻な家計に関するデータを収集することによって、本研究にはこの議論を活性化させる狙いがある。
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