研究課題/領域番号 |
17K18152
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
経営学
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研究機関 | 関西大学 (2022) 東洋大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
李 振 関西大学, 商学部, 准教授 (30759923)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アイトラッキング / ビジュアル・マーケティング / 消費者行動 / デジタル・マーケティング / マーケティング・サイエンス / ニューロ・マーケティング / 視線計測 / マーケティング効果 / 購買意思決定 / 視線追跡 / 媒介効果 / 視覚的注意 / ビジュアル効果 / ビジュアルマーケティング / オンライン市場 / ウェブ・クローリング / 商学 / 消費者行動分析 / オンラインショッピング |
研究成果の概要 |
広告と消費者購買行動に関する既存研究では、質問票調査等の単独データに基づくものが多く、広告が購買行動に影響を与えているプロセスを捉えることは難しい。また質問票の回答と購買行動が一致しないケースも見受けられる。 本研究は、従来の調査票や販売データに、視線追跡技術で集めた視線データを加え、視覚刺激と消費者の注視の変化、及びマーケティング効果の相互的関係をモデリングした上で、消費者の購買意思決定プロセスを視覚的側面から明らかにした。具体的に、実験から視線データを集め、複数の注視指標を開発した上で、消費者が広告等の情報にどのように注目し、どの要素に興味を示すか、そして購買意思決定への影響を把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、視線情報とマーケティングの考え方を統合して利用する研究であり、視覚刺激と注視反応などの指標を組み込んだ新しい消費者行動モデルを提案することで、従来の研究アプローチでは十分把握できなかった消費者の購買意思決定プロセスを一層明らかにすることができる。 また、本研究は、広告や視覚刺激、消費者の視線の変化、購買結果の相互的関係を解明することで、学術分野のみならず、マーケティング事業や広告事業にも貢献している。本研究に基づいた消費者行動モデルや測定指標を活用することで、より効果的な広告戦略やマーケティング戦略を展開することができると考えられる。
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