研究課題/領域番号 |
17K18155
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
応用健康科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
大塚 雄一郎 日本大学, 医学部, 助教 (40748399)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ストレスコーピング / 労働者 / 不眠症 / 縦断研究 / システマティックレビュー」 / 健康 / 産業保健 / 労働生産性 / 睡眠障害 / プレゼンティーズム / 系統的レビュー / 予防医学 / ストレスマネジメント |
研究成果の概要 |
本研究は睡眠障害に関するストレスコーピングの有効性を検討し、睡眠障害予防のための適切なストレスコーピングの提言を行うことを目的とした。日本の労働者を対象とした2年間の縦断研究において、不眠症の症状のある人は、不眠症の症状のない人よりも、不適応なストレスコーピングを多用し、ユーモアや道具的なサポートのコーピングの使用が少ないことを示した。また、不眠症の重症度と関連のある様々なコーピングを認めた。系統的レビューとメタ解析では、ストレスコーピングと睡眠障害に関する縦断研究に関して、2200本の文献から最終的に6本の論文を抽出した。その結果、非機能的なコーピングは不眠症と弱い相関関係を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠障害とストレスコーピングの関連についての研究は、我が国だけではなく海外でも報告数は少ない。コーピング自体は状況により選択する方法は変化するが、健康に関連した一定の方向性は指摘されている。そこで、労働者の縦断コホート研究により不眠症の症状がある人は、不眠症の症状がない人よりも、不適応的方略を使用する可能性が高いことを示した。また、系統的レビューを行い、先行研究の結果を集約することができた。以上を以て、今後の睡眠障害防止のためのストレスコーピング指針などの方策を立てる知見を得た。
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