研究課題
若手研究(B)
本研究では,常温硬化樹脂を用いた新型プラスチックシンチレータの開発を行っており,先行研究(若手研究B 26800148 研究代表者 小野裕明)の知見と設備を十分に生かして,新型シンチレータの実用化に向けた基礎性能の評価と性能向上を行ってきた。研究当初に新型シンチレータの経年劣化が早いことがわかり,経年変化に対する性能向上のために,プラスチックシンチレータに対して添加剤の添加を行いながら,発光量の評価を行ってきた。本研究により,新型プラスチックシンチレータを安価に作りつつ,添加剤によって劣化を抑えられることが分かり,実用化に向けて大きく進んだ。
本研究で開発した常温硬化樹脂を用いた新型プラスチックシンチレータは,機能性物質を添加した粒子検出機能に特化したプラスチックシンチレータを安価に,簡便に作成することが可能になる。機能性物質をプラスチックシンチレータは,食品に含まれる放射性物質のスキャンなどを行う際に,大型化した装置を安価に作成できる可能性がある。
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