研究課題/領域番号 |
17K18172
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
特別支援教育
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
渡邉 孝継 立正大学, 社会福祉学部, 助教 (00769466)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害児 / 社会的相互作用 / 視線 / 表情 / QOL / コミュニケーション / 自閉スペクトラム症 / 対人葛藤場面 / 視線方向 / 社会的コミュニケーション / 視線・表情の読み取り / Kid-KINDLER / 対人刺激 / 視線理解 / 応用行動分析学 / 単一事例研究法 / 特別支援教育 / 自閉症スペクトラム / 支援技法 / 応用行動分析 |
研究成果の概要 |
本報告書では,自閉症スペクトラム障害(以下,ASD)児が他者の視線方向と表情を読み取ることが可能になるプログラムの開発の結果を検討している。開発を行ったプログラムの効果は,ASD児の①実験場面における行動変容,②家庭や教育場面における社会的相互作用の変化,③幸福感・満足感の変化の3点であった。 今後は①ASD児のQOLを促進する要因を特定すること,②家庭や教育場面において実施可能である簡便なコミュニケーション促進プログラムの開発が必要であることと結論づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,①他者の視線方向や表情を読み取ることが可能になるプログラムを開発できたこと,そして,その結果として,ASD児とその保護者の幸福感・満足感に変化が生じることを明らかにしたことが学術的意義である。そして,本研究で開発した①他者の視線方向や表情を読み取ることが可能になるプログラムをASD児に実施することで,ASD児が家庭や保育・教育場面において,他者との社会的相互作用円滑化されることが社会的意義である。 本研究は,ASD児にただプログラムを実施して行動変容を求めるのではなく,ASD児や保護者の幸福感・満足感も検討しなければならないことを指摘するものである。
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