研究課題/領域番号 |
17K18190
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
地域研究
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研究機関 | 東京大学 (2020-2022) 神奈川大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
上 英明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80779728)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 国際関係史 / アメリカ政治外交史 / キューバ現代史 / 外交と人の移動 / エスニックロビー / 革命と反革命 / ラテンアメリカの冷戦 / 米州関係 / キューバ / アメリカ合衆国 / 移民、人の移動 / ラテンアメリカ現代史 / 冷戦 / 米・キューバ関係 / 冷戦史 / 移民研究 / ラテンアメリカ / キューバ外交 / アメリカ外交 / 移民史 / 南北アメリカ / 政治学 / 西洋史 |
研究成果の概要 |
本研究は研究蓄積が著しく乏しい1959年革命以後の米・キューバ関係について、歴史的な観点から検証を進めるものである。とりわけ米・キューバ政府間対話が始まった1974年から冷戦が終結した1990 年代に焦点をあて、「冷戦終結にもかかわらず、なぜ国交の回復が遅れたのか」という問いについて考察を深めた。その際、アメリカ合衆国政府とキューバ共和国政府の間の対立と交渉にとどまらず、その間で運動を展開する在米キューバ人亡命者集団の政治的台頭を重視し、政府間外交と人の移動の連関を分析することを目指したものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまで政府間対立が激しく、研究がほとんど進んでこなかった米・キューバ関係の歴史的展開について、第三者である日本人研究者として分析する国際的にも希少なものである。合衆国側の各大統領の史料に加え、入手不可能と言われてきたキューバの外交史料やマイアミの亡命者集団の記録を分析したうえ、カナダ、メキシコ、イギリス、日本でも得られた新たな史料を探求し、国際関係史の最先端の研究成果として英語単著・論文などを刊行した。加えて、こうした研究成果の一部については、日本社会への還元を目的に、大学院の授業から高校・大学教育の教材の開発まで、多岐にわたって活用している。
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