研究課題/領域番号 |
17K18192
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
齋田 牧子 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 助教 (70612943)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 義歯性潰瘍 / 口内炎 / 酸化ストレス / 活性酸素 / 抗酸化 |
研究成果の概要 |
活性酸素種: Reactive oxygen species (ROS) は、過剰に発生すると細胞膜の脂質過酸化を引き起こし、口内炎の病巣にROS が生じていることが報告されている。過剰に発生した ROS を効果的に消去させるナノレドックス粒子は、特異的に作用し、正常なミトコンドリア電子伝達系を破壊しない為に副作用が少ないという特長を持つ。我々は、37℃ でフラワーミセルが崩壊した後にゲル化し、ROS スカベンジャーとしてニトロキシドラジカルが特異的に作用するレドックスインジェクタブルゲル (RIG) を設計した。そして、アフタ性口内炎モデルに対する抗炎症・抗酸化の効果を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔粘膜疾患であるアフタ性口内炎の発症経験率は、超高齢社会に伴い今後さらに発症率が増加することが予想される。全身疾患の一部として生じることもあるアフタ性口内炎は、発生機序は明らかとなっておらず、現時点では特効薬は存在しない。本研究は、アフタ性口内炎に対し、抗酸化という新たな視点による治療法を開発することを目的とする。本研究が新規治療法の一躍となれば、予防的治療法の一環としての社会的貢献度は極めて高いと言える。
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