研究課題/領域番号 |
17K18207
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 日本福祉大学 (2019) 帝京科学大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
鳥山 実 日本福祉大学, 健康科学部, 助教 (10734551)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 膝前十字靱帯 / 運動協調性 / 動作解析 / 筋電図 / 筋活動 / 膝関節 / 前十字靱帯 / 協調性 / 変動性 / スクワット / 膝前十字靭帯損傷 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究では膝前十字靱帯(ACL)損傷に関係する複数の下肢関節運動の組み合わせにおける運動協調性を定量化する新たな解析法の開発,検証を行った.その結果,ACL損傷者および健常者ともに,閉眼での片脚スクワット時において,股関節屈曲/伸展-股関節外転/内転-膝関節屈曲/伸展の組み合わせにおける運動協調性が低下し,またACL損傷者の非損傷側では大腿直筋と大腿二頭筋の同時収縮活動が低下することが明らかとなった.これらの結果から,ACL損傷者はより不安定な環境での運動時に,特に非損傷側での運動協調性の低下とACLの伸長ストレスへの拮抗作用が低下し,ACL損傷のリスクが高まる可能性が示された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から,ACL損傷者は特に不安定な環境において運動の協調性が低下し,非損傷側下肢においてACL伸張ストレスへの拮抗作用が低下するという特徴が明らかとなった.この結果によりACL損傷後の理学療法として,損傷側への下肢関節運動協調性を向上させる運動療法に加え,より不安定な環境における運動時に非損傷側の大腿直筋と大腿二頭筋の同時収縮機能を向上させることで,再損傷や反対側の損傷が予防ができる可能性がある.
|