研究課題/領域番号 |
17K18210
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
臨床心理学
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研究機関 | 清泉女学院大学 |
研究代表者 |
田仲 由佳 清泉女学院大学, 人間学部, 准教授 (30621122)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 更年期 / generativity / 中年期 / 更年期症状 / 子どもをもたない / 閉経 / 妊孕性 / 女性 / 生物学的生殖性 / 健康行動 / 成人期 / 身体 / 世代性 / 生殖性 / 閉経周辺期 / 身体性 / 発達心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は、生殖期から非生殖期への移行期にあたる更年期世代の女性を対象に、身体・心理・社会的要因の個人差を考慮した心理過程および発達的変化について検討を行った。量的調査からライフスタイルによるgenerativityの違いが見出されるとともに、閉経前後の心理的適応に対して、更年期症状、家族サポート、generativityが有意な影響を及ぼしていることが示された。さらに、子どもをもたない中年期女性を対象とした面接調査から、性成熟期を終える際の感情体験および子どもをもたない人生を意識したことによる発達的変化に関する知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、心理学研究において実証的検討が十分になされてこなかった更年期に焦点を当て、この時期の女性の心理的適応に寄与する要因について、身体・心理・社会の複数の側面からとらえることができた点に学術的意義があると考えられる。加えて、これまで少数派とされてきた子どもをもたない女性の性成熟期を終える際の感情体験や発達的特徴を示したことにより、子どもをもたない人生を意識したことによる新たな発達的変化の一端を明らかにすることができた。これらを通して、成人女性の多様な生き方を示すことができた点に社会的意義があると考えられる。
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