研究課題/領域番号 |
17K18217
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機化学
グリーン・環境化学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
中島 江梨香 中部大学, 工学部, 講師 (70708932)
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研究協力者 |
山本 尚
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | フローケミストリー / 不斉合成 / 禁忌物質 / 有機触媒 / グリーンケミストリー / 有機合成 / フロー不斉合成 / 触媒充填カラム / 不均一合成 / PCME / 有機化学 / 有害化学物質 / 環境技術 / 触媒・化学プロセス |
研究成果の概要 |
本研究では、この有機触媒の特徴(利点及び欠点)を生かし、低極性有機溶媒を用い、有機触媒(proline tetrazole)の充填カラムを通じる不均一系不斉有機触媒充填カラムフロー合成システムを開発した。室温で、Aldol反応だけでなく、Mannich反応、o-Nitro Aldol反応において、プロダクト収率と光学収率だけではなくエナンチオ選択性および化学選択性の高い、持続可能な環境適応型閉鎖系高効率精密合成方法を確立した。また、このプロセス中の実触媒使用量を定量的に評価するPCME(Process catalyst mass efficiency)を新たに提唱した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は、国際的に権威のある雑誌Chemistry - A European Journalに掲載された。本研究は、フローシステムを用いることにより、有機触媒の高機能で環境に優しく耐久性に優れた利点と有機溶媒難溶解性の欠点を利用し、有機触媒を使用する不均一系触媒充填連続フロー合成を可能にした。このことにより、有機触媒の新たな可能性を示した。本研究は、禁忌物質を安全で安易に合成することを目指しており、人損だけでなく、真に廃棄物を減らす等の環境適応型の合成法であり、今後の化学の発展に大きく貢献する。
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