研究課題/領域番号 |
17K18228
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
環境政策・環境社会システム
|
研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
井口 正彦 京都産業大学, 国際関係学部, 准教授 (10643231)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 政策波及 / グローバル・ガバナンス / 自動車燃費 / 中国 / インド / 自動車燃費規制 / 国際関係論 / 環境政策 / グローバル・ガバナンス論 / 政策ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、主要自動車生産国における自動車燃費規制に関する政策波及と自動車燃費規制値に関する収斂過程の動態とその影響について、インド・中国の自動車燃費規制を事例に実証研究を行うことである。この研究の結果得られた成果のうち、インド及び中国の自動車燃費規制の政策過程に関する政策ネットワークを明らかにした論文を2018年に出版し、さらに、2020年にインドと中国における自動車燃費規制及び自動車排出ガス規制をめぐる政策波及と収斂過程の解明についてRoutledgeから編著を出版した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、主要自動車生産国間で燃費規制値の収斂が起きている。このことは、国際レジームやその国際交渉を経て作られる国際法的枠組みによって新たなルールを構築することで問題解決を図るという方法だけではなく、国家が何らかのメカニズムを通じて「自主的に」環境基準を強化し、結果、環境問題の解決へと導く可能性を秘めている。従って、インド・中国を含む主要自動車生産国における自動車燃費規制の国際的な政策波及と収斂過程の動態とその影響について、どのようなメカニズムによって政策波及が引き起こされるのかについて詳細に検討することは、気候変動問題の解決に向けた一助となりうる。
|