研究課題/領域番号 |
17K18242
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
思想史
|
研究機関 | 福岡女子大学 (2020) 国際日本文化研究センター (2017-2019) |
研究代表者 |
河原 梓水 福岡女子大学, 国際文理学部, 講師 (70726017)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | サディズム / マゾヒズム / 奇譚クラブ / BDSM / SM / サドマゾヒズム / クィア / セクシュアリティ / 高橋鐵 / あまとりあ / 告白 / 沼正三 / 村上信彦 / 人種 / 記録 |
研究成果の概要 |
本研究は、変態雑誌『奇譚クラブ』の1950年代のテクスト群を主たる分析対象とし、サドマゾヒズムを媒介とすることで行われた近代化論・反近代化論の展開を明らかにすることを目的として実施した。具体的には『奇譚クラブ』における夫婦生活を題材にする告白作品、戦中派知識人によって書かれたマゾヒズム作品、とりわけ「家畜人ヤプー」を分析した。成果として、5回の学会発表・招待講演、2本の論文を刊行した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本で初めて実施されるサディズム・マゾヒズムおよびSMに関する歴史研究である。主たる分析対象とした変態雑誌『奇譚クラブ』は、著名な知識人が多数匿名で執筆しており、貴重な史料であるが、これまでほとんど分析されることはなかった。『奇譚クラブ』の高い学術的価値を示すとともに、『奇譚クラブ』を用いて戦中派知識人の戦後思想を分析したことは高い学術的・社会的意義を有する。
|