研究課題/領域番号 |
17K18245
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
応用健康科学
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研究機関 | 明治国際医療大学 |
研究代表者 |
今枝 美和 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 特任講師 (20587513)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 鍼通電刺激 / 腱修復 / スポーツ傷害 / アキレス腱断裂 / 再生医学 / 再生医療 / リハビリテーション / 鍼通電 |
研究成果の概要 |
腱修復の促進方法として鍼通電療法を施行する際の至適時期について模索する目的で、短期間のみ鍼通電刺激を与えた場合と長期間にわたり鍼通電を継続した場合の、修復が完了した時期の腱強度に与える影響についてアキレス腱断裂モデルラットを用いて調査した。 腱断裂後、長期的に鍼通電刺激を与えた群で力学的強度の有意な増大が見られたことから、断裂後早期(炎症期)にのみ鍼通電を行うよりも、増殖期、再造形期を含めた長期にわたり継続して施行する方が修復完了後の腱強度に好影響を与える可能性があると考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体への侵襲が少なく、利便性、安全性の観点からも比較的、選択しやすい鍼通電の腱修復に対する効果を明確にすることにより、腱断裂後におけるスポーツ活動への円滑な復帰を促すことができ、スポーツ障害・外傷に対する有益な手段となる。また、今回得られた結果は、腱と類似した組織構造であり、生体の深部に位置する靭帯組織へも自由度を持って対応することができ、鍼通 電刺激のさらなる応用が期待できる。新たな分野へ鍼治療の応用は、鍼治療の普及、適応の拡大、ひいては医学の発展に大いに役立つものと考える。
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