研究課題/領域番号 |
17K18248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 京都文教大学 (2019-2021) 追手門学院大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
倉西 宏 京都文教大学, 臨床心理学部, 准教授 (40624284)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | グリーフケア / 遺児 / 死別 / 悲嘆 / 京都文教大学グリーフケアトポスCo*はこ / 物語 / 遊び / ナラティブ / 子どものグリーフケア / 複雑性悲嘆 / 臨床喪失学 / グループ / オンラインでのグリーフケア / あいまいな喪失 / グリーフケアスペース / 離婚 / 弁証法的喪の過程 / 死別体験 / 離婚による離別 / ボランティア体験 / ボランティアスタッフ体験 / 自死 / 遺児・遺族 / グリーフケアグループ / 「私」の変容 |
研究成果の概要 |
本研究では遺児へのグリーフケアプログラムの意義とその持続的実施のための基盤構築に関して検討を行ったものである。死別体験が整理されるためには、死別だけではなくその人全体を理解し、その人全体が変化することをサポートすることが重要であることが見出された。そしてその人の人生全体の物語やナラティブという観点から理解と援助を行うことが重要であることが見出された。また「京都文教大学グリーフケアトポスCo*はこ」というグリーフケア団体を立ち上げ、これらのグリーフケアの持続的実施に関する検討を行い、スタッフの確保と金銭面に関しての持続的活動が可能となるための課題が存在していることが見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺児へのグリーフケアは社会的に広がりを示すことができていない。その背景には遺児が抱える困難性や援助に関しての知見不足ということが挙げられるだろう。そのため、本研究では遺児をどのように理解し、どのような態度で関わり援助を行うことが重要であるのかについて示すことができたことは意義があるだろう。また、実際に遺児支援活動やグリーフケア活動を行うための団体「京都文教大学グリーフケアトポスCo*はこ」を立ち上げ、その活動を持続可能にするための課題を見出すことができたことも今後につながるものであると言える。
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