研究課題/領域番号 |
17K18258
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
史学一般
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
幸田 直子 近畿大学, 国際学部, 准教授 (30781091)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 冷戦 / アメリカ外交史 / 在日米軍基地 / 文化政策 / アメリカ外交 / 冷戦文化政策 / トランスナショナル・ヒストリー / 占領期 / 戦後日米関係 / アメリカ文化政策 / 基地労働 / 史料調査 |
研究成果の概要 |
本研究では、在日米軍基地において行われた米軍による文化プログラムや交流に焦点を当て、アメリカの冷戦文化政策について理解を深める目的で実施した。個人的な理由、そして新型コロナ感染病の発生により予定していた在外研究ができなかったが、国内外のオンライン資料、また、国内に所蔵されている史料をもとに、対日占領期においてアメリカ型民主主義と近代性がどのように日本社会において受け止められたかを明らかとした。さらに、ベトナム戦争期の基地労働について、アメリカの冷戦政策の枠組みで考察することにより、戦後アジアの軍事化について理解を深めることができた。これらの研究成果は単著として発表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は『越境するアメリカ物語』として出版することにより、アメリカの冷戦史と戦後日米関係をより越境的に考察することの重要性を示したと言える。また、本書では、本研究の成果を専門的な知識を有さない読者にもわかりやすくまとめたため、アメリカ冷戦史の新たな側面を提供できた。戦後の日米関係をアメリカ外交史の枠組みで考察した本研究の成果は、現在の日米関係を理解するために必要な歴史的視点をもたら すという社会的意義も持つ。
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