研究課題/領域番号 |
17K18271
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
臨床心理学
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研究機関 | 同志社大学 (2018-2019) 神戸学院大学 (2017) |
研究代表者 |
大屋 藍子 同志社大学, 心理学部, 助教 (60781573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / セルフケア / QOL / アクセプタンス&コミットメント・セラピー / 回避 / セルフケア行動 / 心理的柔軟性 / 社会系心理学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、2型糖尿病患者の治療が患者の生活の質を維持することと両立しない点を問題と考えた。そこで、生活の質を維持しながらセルフケア行動を続けることを目指し、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)に着目した。本研究は、まず2型糖尿病患者の行動とACTモデルの関連を検証した上で、それに応じたACTプログラムの開発を目指した。 その結果、不安や思考への適切な対処の難しい2型糖尿病患者は治療の心理的負担やストレス性の摂食行動が見られた。こうした行動特徴を参考にACTプログラムを作成した。今後はACTプログラムの効果検証を実施する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、糖尿病の治療は効果的ではあるものの嫌悪感や煩わしさを伴うものであるために、その継続が難しかった。一方、本研究が開発したACTプログラムは、患者が望む人生指針を明確にし援助することで生活の質と糖尿病治療の両立を目指す。したがって、本研究の成果は、患者の治療ドロップアウトの減少に寄与する社会的意義を持つ。また、研究期間内で実施した糖尿病患者のセルフケア行動とACTモデルの関連が明らかになった。本領域の研究において基礎的知見となるだろう。
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