研究課題/領域番号 |
17K18288
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
教科教育学
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研究機関 | 広島女学院大学 |
研究代表者 |
関谷 弘毅 広島女学院大学, 人文学部, 准教授 (60759843)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本人学校 / 英語学習 / 中国語学習 / 学習ビリーフ / 学習ストラテジー / 転移 / 第二言語環境 / 外国語環境 / 第二言語学習 / 外国語学習 |
研究成果の概要 |
本研究は,中国で学ぶ日本語母語話者が,中国語(第二言語)及び英語(外国語)に対して持つ学習ビリーフ,学習ストラテジーの変化を量的,質的な観点から縦断的に調査し,日々中国語に接することにより形成されると予想される好ましい学習ビリーフ,学習ストラテジーを英語学習に転移させる介入法を提案することを目指した。分析の結果,中国語を第二言語環境の中で使用・学習することによって形成される学習ビリーフが,中国語に対する学習ストラテジーの使用を通して英語に対する学習ストラテジーの使用に転移することが示唆された。また,半構造化面接とチーム基盤型学習形式の指導を融合した指導が効果的な介入法であることを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,第二言語環境の中でその言語を使用・学習することによって形成される学習ビリーフが,学習ストラテジーの使用を通して,外国語として学ぶ他の言語に対する学習ストラテジーの使用に転移することが示唆された。この結果は,例えば英語の習得を目指す日本語母語話者にとって,英語圏以外の地域での滞在経験であっても英語の習得を促すことを意味する。学習ストラテジーが転移することを踏まえると,事実上英語が世界の共通語と使用されている中,非英語圏に滞在することは長期的にはそこの現地語習得にも英語習得にも効果的になりうるといえる。
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