研究課題/領域番号 |
17K18294
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
赤澤 直紀 徳島文理大学, 保健福祉学部, 講師 (90789603)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 筋内脂肪量 / 高齢入院患者 / 筋量 / 大腿四頭筋 / 歩行自立 / 嚥下機能 / 栄養状態 / 筋内脂肪 / 入院高齢患者 |
研究成果の概要 |
地域在住高齢者における筋内脂肪量の増大が重篤な予後に繋がることは明らかとなっている.しかし,高齢入院患者の筋内脂肪量の特徴については明らかとされていない.本研究課題はそれらの特徴を解明することであった.結果,高齢入院患者の大腿四頭筋の筋内脂肪量は性別,年齢,体格がマッチングした地域在住高齢者の1.7倍にまで増大し,特に歩行が自立していない高齢入院患者における筋内脂肪量の増大が顕著であった.そして,高齢入院患者の筋内脂肪量の増大は,嚥下機能の低下および低栄養状態と関連し,さらに筋内脂肪量の増大は,筋量の減少よりも歩行自立度と嚥下機能の低下に関連することを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は,高齢入院患者の筋内脂肪量の増大は著しく,これら筋内脂肪量の増大は,歩行自立度の低下,嚥下機能の低下および低栄養状態と関連することを示した.これら成果は,これまで明らかとされていなかった高齢入院患者の筋内脂肪量の特徴を示した.高齢入院患者の筋内脂肪量の特徴に関するこれら知見は,高齢入院患者に対するリハビリテーションの発展に大きく貢献するものと考える.
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