研究課題/領域番号 |
17K18303
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
山本 忍 産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (70761469)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | N,N-ジメチルアセトアミド / 尿中代謝物濃度測定 / 皮膚吸収 / リスク評価 / HPLC-MSMS / 産業衛生 / 分析化学 / 産業衛生学 / 社会医学 / 生物学的モニタリング / DMAC |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,N,N-ジメチルアセトアミド(DMAC)取扱い作業者のリスク評価法の開発である.本研究では,高速液体クロマトグラフ-質量分析法を用いたDMAC尿中代謝物4成分の同時測定法を開発した.また,1名の取扱い作業者の尿中代謝物濃度測定を実施した.その結果,気中濃度0.15 ppmで尿中代謝物はN-メチル-N-ヒドロキシメチルアセトアミド(1.27 mg/g creatinine)とS-アセトアミドメチルメルカプツール酸(0.24 mg/g creatinine)のみが検出された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は皮膚吸収が指摘されているDMACのリスク評価法として尿中代謝物4成分を同時に測定可能な方法を開発したことである.これまでのDMACの尿中代謝物濃度測定は,ガスクロマトグラフを用いたN-メチルアセトアミドの測定法であったが,このリスク評価法は測定精度に欠くという問題が指摘されていた.本研究により,精度の高いリスク評価法を検討するための方法が確立された.
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