研究課題/領域番号 |
17K18318
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
山内 紀子 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (20598106)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 糖鎖固定化微粒子 / ポリマー粒子 / ソープフリー乳化重合 / ワンポット合成 / 水相重合 / 単分散 / ウイルス検出 / 蛍光 / 磁性 / 糖鎖 / サブミクロン粒子 / 水相合成 / 微粒子 / 表面機能性粒子 |
研究成果の概要 |
環境低負荷なソープフリー乳化重合を用い、糖(グルコース)を表面固定化したポリメタクリル酸メチル(PMMA)微粒子のワンポット合成に成功した。本手法の特徴は、オクチル-β-D-グルコピラノシド共存下でソープフリー乳化重合を行うことで、疎水性のオクチル基部がアンカー(錨)となってPMMA粒子に埋め込まれる一方で、親水性のグルコース部を水溶媒と接する粒子表面に露出させることができることである。グルコースと特異吸着するタンパク質であるコンカナバリンA(ConA)の吸着により、生成粒子表面にグルコースが存在することを確認している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、微粒子の高機能化に関する研究は多く報告されているが、多段階操作や毒性の高い試薬を必要とすることが多い。本合成法は、粒子サイズが均一なポリマー粒子の形成と粒子表面への糖固定化を、温和な条件下、水溶媒中で一段階で行える簡便かつ安全な手法である。今後、本技術を応用して、種々のウイルスを検出可能な粒子合成を進め、感染初期のウイルスがより少ない段階で、ウイルス感染を正確に判断する診断技術への適用を目指していく。
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