研究課題/領域番号 |
17K18327
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
知覚情報処理
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
野尻 紘聖 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系CIグループ, 講師 (80435487)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 投球動作 / ボール把持力 / 筋骨格モデル / 手指 / 前腕 / 靭帯 / 回内・回外 / 手指・前腕 / 上肢筋骨格モデル / 解析・評価 / 生物・生体工学 |
研究成果の概要 |
野球ボール内部の表面に4つの小型3軸力覚センサ(ショッカクチップ)を配置し,親指,人差し指と中指の指先,薬指の第2関節の接触力を計測でき,かつ,加速度・角速度・地磁気それぞれ3軸の合計9軸を計測するモーションセンサ(BNO-055)を内蔵してボールの速度と回転および移動軌跡を計測できるセンサボールを開発した. 開発したセンサボールの投球動作時,上肢に貼付した各反射マーカーの3次元位置座標および速度,肩関節の角度、前腕の回内・回外角度と手首の角度を算出し,その結果を筋骨格モデルシミュレーションソフトウェアのOpenSimを用いて解析を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ボール把持の姿勢による筋・腱・靭帯の挙動分析と前腕尺骨近位端の靭帯の挙動に着目し、そのために必要な筋骨格構造を明確にする点で独創的であると考える。 開発したセンサボールは四指の指先把持力やボールの挙動を同時に計測でき,モーションキャプチャシステムを用いた前腕骨格の尺骨近位端の挙動推定手法の提案,指先から手首までの動力学モデルの構築と最適化手法の提案であり,さまざまなスポーツ・競技での技能評価と傷害予防に有効なモデルである.
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