研究課題/領域番号 |
17K18328
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 徳山工業高等専門学校 (2018-2019) 鹿児島工業高等専門学校 (2017) |
研究代表者 |
垣内田 翔子 徳山工業高等専門学校, 機械電気工学科, 助教 (90638537)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 関節間シナジー / 歩行 / 筋シナジー / EMG / 生体工学 / 二足歩行 / シナジー / 成長 / 加齢 |
研究成果の概要 |
ヒトは歩行を行う際,股・膝・足関節が連携(関節間シナジー)し,一歩毎の足先の高さのばらつきや股関節位置のばらつきを抑えている.このような関節間シナジーが加齢などで身体的特徴が変化した際に変化するのかを明らかにすることを行った.歩行中の関節間シナジーが強く働くパターンについては,加齢による変化は見られず,前かがみなど通常と異なる歩行姿勢においても共通している可能性を示した.また,これら関節間シナジーの特徴は,歩行速度・走行においても共通していた.これらの結果から,歩行条件が異なっていても平常時と同様の関節間シナジーが発生することから,筋活動の働きが関節間シナジーを生成している可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒ成人以降,高齢者に至るまで,歩行中の関節間シナジー及び,歩行から走行に至る歩行速度に依存しない二足運動中の関節間シナジーの発現パターンが発見された.これは,発達段階で獲得された運動のコツを一貫して活用している事を示す.また,健常被験者において姿勢に制約を与えても関節間シナジーの発現パターンが変化しないことは,歩行運動に重要なポイント(瞬間)の変化に中枢神経が関わっていることを示す1つの結果である.
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