研究課題/領域番号 |
17K18360
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分析化学
ゲノム生物学
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研究機関 | 公益財団法人かずさDNA研究所 (2018) 国立研究開発法人理化学研究所 (2017) |
研究代表者 |
川島 祐介 公益財団法人かずさDNA研究所, ゲノム事業推進部, 研究員 (30588124)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 血清 / バイオマーカー / 炎症 / プロテオーム解析 / プロテオミクス / プロテオーム |
研究成果の概要 |
血清プロテオーム解析では血中のタンパク質濃度のダイナミックレンジが非常に広いため、超微量なサイトカインなどのタンパク質を観測することが難しく、炎症関連タンパク質の網羅的な分析は現状のプロテオーム解析法では困難を極める。そこで、本研究では炎症性サイトカイン受容体を用いて受容体に結合する炎症関連タンパク質を濃縮して高感度な液体クロマトグラフィー質量分析計システムで分析する系の構築をした。この分析系をCRP抗体陽性血清に応用し、既知の炎症関連タンパク質を検出するとともに炎症と関連する可能性のある新たなタンパク質を発見することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣病や癌など様々な疾患と慢性炎症の関連が着目されている。また、炎症メカニズムは複雑で未だに原因不明な炎症疾患が存在する。そのため、炎症に関連したタンパク質を包括的に解析する技術、さらには未知の炎症関連タンパク質を探索できる技術が求められている。そこで、本研究では炎症受容体を用いて血中から炎症関連タンパク質を分析できるシステムを新たに構築した。その分析系を用いることによって、包括的に炎症関連タンパク質するだけでなく、新たな炎症関連タンパク質候補を見出すことに成功した。
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