研究課題/領域番号 |
17K18389
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
食生活学
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研究機関 | 麻布大学 (2019) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2017-2018) |
研究代表者 |
小手森 綾香 麻布大学, 生命・環境科学部, 特任助教 (70701233)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 栄養疫学 / 炎症 / 妥当性 / 食事記録 / 食物摂取頻度調査 / バイオマーカー / 高感度CRP / インターロイキン-6 / がん / 食事 |
研究成果の概要 |
生体内の慢性的な炎症は、がん細胞の発生や増殖に関わる。食事が炎症に与える影響を総合的に評価する指標としてDietary Inflammatory Index (DII)が国際的に使われている。日本人ではその妥当性は明らかではないため、炎症マーカーを用いて検討した。さらにDIIと大腸がんの関連を検討した。その結果、男性ではDIIと炎症マーカーに正の関連がみられたが、女性ではみられなかった。さらに、約9万人を対象とするコホートでDIIと大腸がんの関連をみたところ、男性ではDIIと大腸がんリスクの間に正の関連の傾向がみられたが、女性では関連はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人を対象としたバイオマーカーを用いたDIIの妥当性研究は、本研究期間中に本研究の成果を含む2報が報告された。これらの結果を比較すると、男性・女性に分けたときの結果は研究間で結論が一致していなかった。したがって、日本人においてDIIを用いた食事評価を行うためにはさらなる検討が必要だと考えられた。
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