研究課題/領域番号 |
17K18398
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
実験心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
松本 結 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第七部, 特別研究員 (90789942)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マウス / 音響環境 / 内分泌 / 行動 / 環境エンリッチメント / 社会行動 / 音声コミュニケーション |
研究成果の概要 |
動物をとりまく環境は、その脳構造や生理、認知、行動に大きな影響を及ぼす。しかしながら、環境中のどのような刺激がどのように影響するのかについては明確に理解されていない。本研究では、特に音響環境に着目し、音刺激が動物に与える影響について検討した。実験動物であるC57BL/6Jマウスを対象に音呈示実験を行ったところ、音響環境はマウスの寿命や内分泌、行動に至るまで、動物の生存に対して包括的な影響を持つことが明らかとなった。本研究は音響環境の重要性を示すものであり、現在問題視されている捕獲動物の飼育環境の改善にも大きく寄与すると期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物をとりまく環境は、その行動や健康に多大な影響を与える。近年、捕獲動物や実験動物の飼育環境は問題視されており、環境エンリッチメント研究は動物福祉における重要な課題となっている。本研究では、飼育環境に取り入れやすい音に着目し、その包括的な影響を明らかにした。この成果は、環境エンリッチメントにおける音響環境の重要性を示し、捕獲動物の飼育環境の改善に繋がるだけでなく、私たち人間をとりまく音響環境の安全性や快適性を考える上で重要な知見を提供するだろう。
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