研究課題/領域番号 |
17K18411
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
統計科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
城野 克広 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (60509800)
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研究協力者 |
Cox Maurice National Physical Laboratory
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 試験所間比較 / 測定の不確かさ / 技能試験 / 適合性評価 / 統計的品質管理 / 計量計測トレーサビリティ / ベイズ統計 |
研究成果の概要 |
試験所(測定者)の測定能力の確認のために、同一のものを複数試験所で測定し、その結果を評価する試験所比較がよく行われる。本研究では、期間の短縮のために、全試験所をサブグループに分け、サブグループごとに異なるものを測定した場合の試験所間比較について、適切な実験計画と統計解析の方法を設計することを目的とする。本研究では、(1) サブグループを結びつけるリンク試験所の複数の測定値の間の相関の妥当性を確認する手法の開発し、(2) リンク試験所以外の試験所の測定能力についての評価を与える統計的検定をその検出力に着目して設計した。本研究の完成は品質の保証された計量基盤を提供するために貢献するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまで統計学的に洗練されていなかったサブグループによって構成される試験所間比較の解析を行う手法である。この成果により、試験所間比較の設計において、サブグループを作ってアイテムを回付することが可能になり、短い期間で試験所間比較を終了させることができる。このことは、単に試験所間比較の実施コストを下げるだけでなく、試験所が測定能力を確認するサイクルを短くすることにつながるものである。この成果が試験所の第三者認証に活用されるよう、今後、関連するガイドラインなどに反映されることを目指すものである。
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